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パンドラの箱を開けちゃった。

2016/10/02

東京都の小池都知事が、「パンドラの箱」をとうとう開けてしまいました。

豊洲新市場への移転問題は、東京都内部の問題であり、都の判断で解決できますが、

オリンピックの施設変更や建設中止は、国どころか国際問題に発展してしまいます。

 9月30日、2020年東京五輪・パラリンピックが、新たな障害にぶつかっている。選手村と国立競技場をつなぐ道路の建設予定地にある世界一の魚市場の移転計画を、新都知事が延期したのだ。写真は都内で21日撮影(2016年 ロイター/ Toru Hanai )

巨額に膨れ上がった五輪予算を精査し、水泳・ボート・バレーボールの会場施設建設を

変更しようとしています。

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確かに、歴代都知事の失策や、都庁の体質不全を追及する事により、有権者たる

都民の人気を得る事ができますが、調子に乗ってあれこれほじくり出し過ぎると、収集が付かなくなってしまいます。

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東京オリンピックのセールスポイントは、選手村から半径7km以内に全ての競技施設を配置した

「コンパクト五輪」です。既に各種国際競技連盟や国際オリンピック委員会の承認を取得しており、

誘致の際に東京都が提示した8000億円以内の予算が、3兆円超えになりそうなので、変更します。

で国際社会に通るのだろうか?

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都庁幹部や歴代都知事の判断ミスであり、新都知事にしてみれば迷惑なのは分かります。

選挙や就任直後の問題摘発まではお見事な手際ですが、結局は小池都知事の責任において

問題を解決して、事業を遂行しなければなりません。

不正を摘発するヒーローが、結果的には大悪党呼ばわりされる可能性が大きいです。

政治の世界で、理想論のみで包み隠さず情報公開すれば、立ち行かなくなるのがセオリーです。

小池都知事の正念場ですね。

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