第三次安倍内閣の再々改造内閣がスタートしました。

毎回、内閣支持率が低下すると改造を行います。もはや年中行事です。

不祥事のあった防衛省や文部科学省の刷新もありますが、今回の目玉は安倍総理に距離を置く人物を

重要閣僚に指名した事でしょうか？

野田新総務相は、来年の自民党総裁選に出馬すると言っている人物です。

又、河野新外相は、慰安婦問題で謝罪した河野洋平元外相の息子さんで、安倍政権にも批判的でした。

お友達内閣と揶揄される状況を脱したい狙いがあったのか？閣内不一致の危険をはらむ布陣です。

今日は、広島に原爆が投下されて72年目の平和記念日です。

今回は、先月国連で採択された「核兵器禁止条約」を受けて、唯一の被爆国でありながら

この条約に反対票を投じた日本政府に対し、広島市長が真剣に取り組めと苦言を呈しました。

アメリカの核の傘に守られている日本が、賛成できない立場で有る事は理解できます。

しかし、被爆者や今までの核兵器廃絶を訴えていた日本の姿勢からは矛盾しています。

内閣改造にて、多少支持率を浮揚させた新安倍内閣には、是非ともこの矛盾を解消してもらいたいものです。