欲望の連鎖が止まらない。
2018/02/04
仮想通貨がマスコミで取り上げられる程、心がざわついてしまいます。
仮想通貨の仕組みや現状を勉強して理解すれば、今は投機的バブル状態であるとの判断に至ります。
このような仮想通貨へは「決して手を出してはいけない」と、心に言い聞かせていますが、「今ならまだ間に合う。乗り遅れるな」との悪魔のささやきも聞こえてしまいます。
私なりの解釈ですが、仮想通貨とは、ネットを利用した便利なツールであり、一般通貨のデメリットを補う事ができる機能を有し、公正で安全なシステムであると理解しています。
活用するには便利なシステムですが、この利用権を得るために一般通貨と交換する取引価格が激しく変動し、その差額益を狙った巨額の投機マネーが現在流入している現状です。
かつてのマウントゴックスや、今回のコインチェックでの不正流出問題の原因は、仮想通貨取引所に投資家の仮想通貨を預けていた事により、ハッカーに不正アクセスされた事が問題であり、預けずに自分で使用する分には何ら問題が無かったと、私は思います。
一般通貨と違い、国家の中央銀行が管理しないので、個人・団体・企業が独自に発行することも可能で、将来的には株式に代わる資金調達方法(ICO)になるかも知れません。
仮想通貨は、本来の目的通りに使用するなら、国際的なビジネスでは勿論の事、政情不安な国や発展途上国の国民にとっては、画期的に便利なツールです。
だから、利用目的の需要が増える事を見込み、取引価格が上昇するのは理解できますが、現状では投機マネーの流入で異常な価格となっています。(バブルです)
ここ数年の異常な取引価格の上昇で、うまく立ち回った投資家は、短期間で億~数十億の利益を上げ、「億り人」(1億円以上の利益を上げた人)や、「自由億」(10億円以上の利益を上げて自由な生活を手に入れた人)などの呼称の流行語まで発生しました。
実は私も、2年前にビットコインを大量に入手できる機会が有りました。(マウントゴックスの件もあり、ビビッて買いませんでしたが・・・。)当時は1ビットコインが4万円でした。「たられば」の話ですが、入手していれば50倍になっていたという事です。
人間とは、際限なく欲深いもので、一度理性のタガを外すと制御不能となってしまいます。
私の性格上、せっかちで負けず嫌いなので、相場が下れば慌てて売り、損したと思えば取り戻そうと高値でも再チャレンジする。絶対してはいけない負けパターンの典型を行う事でしょう。
今は、この仮想通貨バブルへの参入を、ギリギリのところで「寸止め」している心情です。パブルはトランプゲームの「ババ抜き」と一緒で、最後まで持っていた者の負けです。
灼熱のバブルでも、自分は上手に抜け出せる事ができる筈、と思ってしまうのが人情です。
仮想通貨は使うものであって、投機の取引対象にしてはならないと肝に銘じ、「待て」を命じられた犬のように、よだれをダラダラ出しながらも我慢・我慢の日々を過ごします。
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