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不安でしかない「札幌移転」。

2019/11/10

昨日は、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」が行われた。(長い名前である)

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人気グループの「嵐」が、奉祝曲を披露すると、皇后陛下が感激して涙ぐむなど、とても良い祝賀式典となりました。

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本日も、両陛下を乗せたオープンカーによる、祝賀パレードも予定されており、天候にも恵まれそうなので、日程変更した甲斐が有ったと思います。

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「変更した甲斐がある」と納得できるか分からないのが、東京オリンピックのマラソンと競歩競技です。

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突然、IOCから「東京」から「札幌」への移転変更を通告されました。東京にとっても、札幌にとっても、日本陸連にとっても「青天の霹靂」だった事でしょう。

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移転の理由は「高温多湿」です。真夏の真っ盛りの大会になるので、選手にとっては体感温度:40℃越えが必至と言われていました。

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先日、高温多湿気候であるカタールのドーハで行われた陸上の世界選手権大会で、マラソンと競歩の選手が軒並み「棄権」し、地獄の世界陸上と化してしまいました。

この教訓より、IOCが急遽「札幌移転」を強行した模様です。IOCのご意向も理解できますが、残り9ヶ月に迫ったオリンピックに間に合うのか?大きな不安が残ります。

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北海道知事も札幌市長も、札幌開催は光栄ではあるが、これから「0」からのスタートなので、不安は隠せないようです。

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IOCも大会組織委員会も、移転を決める事はできても、実際に行動する「実務者」ではありません。コース選定・スタッフの募集・宿泊施設の確保等々、難問山積です。

選手にとっても、オリンピックコースでの予行大会も無く、ぶっつけ本番のオリンピックとなることでしょう。涼しい北海道でも、東京より気温が高い日は勿論あります。

せっかく「移転変更」したのに高温多湿だったり、準備不足から別の意味での「地獄のオリンピック」とならないように願うばかりです。

 

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