「医療崩壊」の現実味。
2020/12/06
国内での新型コロナウイルス感染拡大(第3波)による影響で、日本での「医療崩壊」が現実味を帯びてきた。
私たちは、医療現場の深刻な状況を、本当に理解しているのだろうか?
感染収束のゴールが見えるどころか、日に日に感染者が拡大しており、状況が悪化する一方です。
新形コロナ感染者に、ICUや一般病床が占有され、他の病気の患者を受け入れられない状況が顕在化してきている。
医療従事者の負担は増幅し、関係機関の調査では「燃え尽き症候群」と言われる症状が、医療従事者の50%にも達しているとの事です。
各自治体が、新型コロナウイルス感染者の為の、病床増加を要請してもベットやスペースの追加は物理的に可能ですが、医師や看護師等のスタッフの追加は不可能です。
医療従事者の使命感や責任感へ依存する体制には限界があります。新型コロナウイルスに対応した新しい医療体制システムの構築が必要ではないだろうか?
今後は寒い時期となるので、季節性感冒や脳溢血や心筋梗塞なども増えてきます。救急搬送ができない状況になれば、本来なら助かる命が救えない事態となります。
日本医師会や、その他の医療機関や団体からも「悲鳴や警告」が叫ばれています。
医療機関も新型コロナ対応により経営状況が厳しく、医療従事者が過剰労働を強いられても休みが無く、更に収入も減少すると言う悪循環に陥っています。
それなのに、多くの国民は「GOTOキャンペーン」で楽しみ、移動によって感染を拡大させています。政府も「GOTOキャンペーン」を止める事無く、補助金の増額を追加予算で計上しようとしています。(大いなる矛盾を感じます)
政府は、感染防止と経済の活性化の二兎を追うと言っていますが、もっとメリハリを付ける必要があるのではないかと思います。どういう状況になったら「GOTOキャンペーン」を止め、どういう状況まで改善したら再開する。などのガイドラインを早急に設定した方が良いと思います。
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