明日の５月８日より、新型コロナウイルスの対応が２類から５類に引き下げられる。

簡単に言えば、「季節性インフルエンザ並み」の対応に移行して、３年に渡り続いた特別扱いを終了する事となる。

今後は、マスクも感染後の待機も個人の判断で良く、政府も「緊急事態宣言」や「まん延防止」等の行動制限が出来なくなる。

感染しても「発熱外来」のある指定病院では無く、全ての医療機関にて対応してもらえる事となり、医療費についても徐々に個人負担へとなって行く予定である。

政府も昨年から慎重に状況を判断しながら、スムーズな移行に注力してきており、WHOもこのタイミングにて「緊急事態宣言」を解除した。

世の中は「新型コロナ前」へ戻る事となったが、３年もの時間は取り返す事ができない。我々の生活もコロナ前に完全に戻る事は無いと思う。

今回のゴールデンウイークは、９連休という事もありコロナ前並みの人出となったと報道されているが、特に飲食店はコロナ前の７割がやっとだとも言われている。

ビジネス習慣も大きく変わり、テレワークの定着により完全出勤や出張も減少しており、交通機関や飲食業が完全にコロナ前に戻る事は無いだろう。

アフターコロナの新しい生活様式は、これから時間をかけてゆっくりと醸成される事だろう。