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「金利のある世界」へ

2024/08/04

日本銀行が政策金利の利上げを行った。0.1%から0.25%で微々たるものと思われるが、一気に2.5倍引き上げたと思えばインパクトはデカい。

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バブル崩壊後、失われた30年と言われ低金利どころかマイナス金利時代も有った。

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2%の安定したインフレ率と、それに伴う賃上げが好循環に至ったとの判断だが、円安による物価高対策の為、政府・与党からの圧力もあったと思われる。

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日銀が清水の舞台から飛び降りる思いで利上げしても、欧米に比べればまだまだ22倍もの差がある。

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利上げが行われれば、世界の為替や株の市場や我々の生活にも大きく影響します。

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預金の金利が上がるので、利息収益は高くなりますが、企業の資金繰りのコストも上がるので、メリット・デメリットが相互に絡んできます。

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我々庶民の心配は「住宅ローン」かも知れません。変動金利で住宅ローンを借りている場合は、半年ごとに見直しがあるので今後返済額が上がる可能性が有ります。(最初は5年間の据え置きがある住宅ローン商品が多い)

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日本は利上げを行い、欧米は利下げ傾向に向かっているので、日銀の発表後の為替は急激な円高となり、それに伴い日経平均株価は大暴落となった。

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特に株価は大荒れとなり、「リーマンショック」や「バブル」を超えて「ブラックマンデー」以来の過去2番目に大きい暴落となった。(3週間で6000円以上下落)

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長期的に見れば、為替も株も上下しながら成長するので、そんなに心配しなくても良いかもしれないが、日本政府の借金が心配である。

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日本の国債残高は15年間で3倍にもなっており、今では1200兆円に迫っている。しかし、国債の利払い額は「0金利」や「マイナス金利」のおかげて逆に少なかった。今後は国債発行の際に金利も上がるので、利払い費の予算計上も上がる事だろう。日本政府は今後ますますの「プライマリーバランス」を重視しなければならないだろう。増税が透けて見える。

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