「東日本大震災」から10年。
2021/03/14
3月11日が今年も来た。東日本大震災が発生して10年が過ぎた。何とも感慨深い。
もう10年なのか?まだ10年なのか?被災者の方々にとっては、昨日も10年も同じなのかも知れない。
今年はコロナ禍ではあるが、10年の節目という事もあり2年ぶりに「政府主催の慰霊祭」が開催された。(昨年は新型コロナにより中止)
天皇陛下にとっては、即位後初となる参列であったが、国としては10年を区切りとして今回が最後の「慰霊祭」との事です。
日本観測史上最大のマグニチュード:9.0・震度7の巨大地震からの復興は容易ではなく、10年経過した現在も「復興は、まだまだ道半ば」である。
復興予算も巨額となり、現在までに38兆円以上も費やし、今後もまだまだ必要となり総額47兆円を見込んでいるが、更に予算がオーバーする事は織り込み済みである。
結果論となってしまうが、巨額の費用をかけて除染しても帰還する住民は少なく、時間と費用をかけて土地区画整理を行い「かさ上げ分譲地」を造成しても、住む人が殆どいない。
費用対効果が全く伴っておらず、貴重な税金をドブに捨てているように見えてしまう。しかし、100人中1人でも「生まれ故郷に帰りたい」と要望されれば、国としては対応せざるを得ない。
これが中国のような独裁国家なら、この地域は「居住禁止」と命令すれば事足りる。民主主義国家の弱点なのか?良いところなのか?人権尊重国家の辛いところである。
今年は10年の節目であり、各マスコミがこぞって特集番組を放送している。大震災の教訓を風化させてはならないが、悲しみから未来への前進へと、前向きな思いに転換させたいものである。
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