阿呆なのか?賢いのか?
2016/10/23
フィリピンのドゥテルテ大統領に、世界の二大大国が振り回されている。
先日、ドゥテルテ大統領が中国を訪問して、同盟国であるアメリカとの決別を宣言した。
フィリピンと中国で懸案となっている、南シナ海の領有権問題についても、国際仲裁裁判所にて
フィリピンに有利な判決が出て、これを根拠に日米が世界に向けて中国を非難し、中国が
法にのっとって行動するよう、国連や国際会議の際に訴えてきました。
中国は、周りの国がとやかく言わず、当事国同士にて解決すべき問題だ。と逃げていましたが、
今回、1兆4000億円のフィリピンへの経済援助と引き換えに、この問題は二国間にて協議する
との条約を締結してしまいました。
あれだけ、大騒ぎした日米は面目丸つぶれです。安倍総理などは、国連総会で演説すらしています。
何のための国際仲裁裁判だったのか?
ドゥテルテ大統領は、アメリカのオバマ大統領へ「地獄へ落ちろ」と発言したり、暴言が多い人物です。
なぜ、アメリカに反発するのかというと、ドゥテルテ大統領が強行しているフィリピンの「麻薬撲滅運動」が原因です。
麻薬中毒者や密売人は殺す。との公約にて大統領に当選し、超法規的な方法にて実行しています。
懸賞金を付けて、現場の警察官はもとより、一般市民に対しても「即時殺害」を容認しています。(主婦の殺し屋が存在するとの事)
裁判も行わず、即時殺害は著しい人権侵害だ。とアメリカが非難していることに、ドゥテルテ大統領が反発している
ようです。大統領就任後から現在までに3000人が殺害されました。しかし、この内の2000名については、容疑が
不確かであると言われています。つまり、お前は麻薬に関与しているだろう。と言いがかりをつけられると、その場で
殺される社会との事です。
こんなめちゃくちゃな大統領ですが、フィリピンでの支持率が86%もあります。(圧倒的な支持率)
フィリピンの麻薬問題が、いかに根深い問題かが伺えます。
このドゥテルテ大統領が25日に来日します。恥をかかされた安倍総理とどんな話をするのか?
アメリカの最大の同盟国である日本で、どんな発言をするのか?注目です。
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