ポピュリズムの台頭
2016/12/04
最近、世界的に「ポピュリズム」傾向が強くなっていると言われます。
ポピュリズム( populism)とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、
大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、
または政治姿勢のことである。日本語では大衆主義や人民主義などと訳されるほか、政治指導者、
政治活動家、革命家が大衆の一面的な欲望に迎合して大衆を操作する方法を指し、大衆迎合主義とも訳される。
今年の伊勢志摩サミットに出席した、世界のリーダー達の何人が、1年後もその地位を維持しているのか?
イギリス首相は、EU離脱の国民投票敗北にて辞任し、アメリカはトランプ次期大統領の勝利。
フランス大統領も退陣表明。ドイツのメルケル首相も来年の選挙での再選が危ぶまれています。
イタリア首相については、今日の国民投票で敗北すれば辞任するとの事です。
ヨーロッパでは、移民問題やEU離脱問題等で、大衆の不満が爆発しています。
欧州各国では、極右勢力が大衆からの支持を拡大させ、自国の利益のみを追求する機運に満ちています。
隣国の韓国も、朴大統領がついに退陣表明を行い、混迷状態です。
先進国で長期安定政権を構築しているのは、強行採決連発の日本の安倍政権のみです。
民主主義において、民衆の支持は大きな政治的エネルギーですが、民衆の人気ばかりを重視しては
将来に禍根を残すことになる危険性が有ります。
世界の平和と秩序を守るためには、良識的な知識人も不可欠かと思います。
今後、世界は何処に向かうのか?とても不安です。
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