「投資は自己責任」と言うけれど・・・。
2018/01/28
今、話題の仮想通貨で、又しても巨額な損失が発生した模様だ。
セキュリティーの甘さから、顧客から預かっている580億円分の仮想通貨が、不正に引き出されたとの事。
このハッキングは個人の仕業なのか?北朝鮮の様に国家ぐるみのハッカー組織の仕業なのか?解明にも時間がかかりそうです。
被害にあった「コインチェック」は、最近頻繁にCMを流している最大手なのだが、まだ金融庁の審査に合格していない「みなし業者」との事で、これにもびっくりした。
まさに「やばいよ。やばいよ。」(出演の出川哲朗のギャグ)の会社のようです。
仮想通貨も大変ですが、私は商売柄、不動産投資の「スマートデイズ」が起こした、サブリース代不払いのニュースの方に興味があります。
このビジネスモデルの特徴は、個人投資家にローンを組ませて、土地付きシェアハウスを建築し、30年間の一括借り上げをするとの仕組みです。
この仕組みで、アパートやマンションなら、大東建託・レオパレス21・シノケン等の多くの会社がやっていますが、シェアハウスで有る事が特徴でした。
今回の最大の失敗原因は、シェアハウス需要のパイが小さいのに、過剰な供給をしたため、入居者がいなくなり空き室だらけになり、採算が取れない事です。
東京都内の全シェアハウスの50%のシェアー(占有率)を「スマートデイズ」が占めているのに、際限なく更にシェアハウスを建築しては、過剰供給になるのは当然の話です。
この会社と契約しているオーナーは、700名以上もいるそうで、大半が1億円以上の融資を受けた「サラリーマン大家」との事です。
サブリース代が入らず、ローンの返済に窮して自己破産する方が続出すると予想されます。
不動産投資業界ではイケイケで有名な、某ス〇ガ銀行が最大の融資先金融機関との事ですが、今後は競売手続きに移行しそうです。
(半年後以降に、大量のシェアハウスが競売市場に流出するかも知れません)
「スマートデイズ」の創業社長が、今回の騒動直前に電撃交代しており、これから計画的に倒産するような気配も感じます。
投資は「自己責任」が大前提ですが、仮想通貨も不動産も、信託する会社を間違えれば痛い目に合うと言う事です。
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