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「都知事選2024」いよいよ告示。

2024/06/16

6月20日に告示される「東京都知事選挙」が面白そうです。巷では現役の小池都知事と蓮舫氏の一騎打ちとの見方が強いが、告示前からバキバキのせめぎあいが起きている。

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両者は元「ニュースキャスター」の肩書を持つ政治家であるが、小池氏は与党系で蓮舫氏は野党系が出身政党である。しかし、支援してもらえる政党については複雑な事情がある。

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ご存じのように現状では「政治と金」の問題で、与党はガタガタして劣勢で有り、小池氏としては支援されたくないが、都議会の構成議員数を考慮すればむげにも断れない。

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蓮舫氏にとっては国政同様に与野党対決の構図に持ち込みたいが、当選しても都議会の野党系議員が少ないので議会運営が難しく、政策の実現性が危ぶまれる。両者とも形式上は無所属で出馬予定であるが、選挙は組織票が重要であり今後の成り行きが注目される。(野党も一本化できていない)

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自民党は今回も独自候補を出せず、選挙に強い現職の小池氏に相乗りして、連戦連敗の選挙に終止符を打ちたい思惑がある。しかし、政党として小池氏を応援すると批判票が多くなり、小池氏も有難迷惑である。そこで「確認団体」を設立してステルス応援をするようである。

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自民党としても、首都東京の都知事選に全く関与しなければ、政権政党としても面目丸つぶれである。政党名は出さずに別団体名で積極的に関与したいのだろう。

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今回の都知事選では、面白い行動も見られる。NHK党は公職選挙法の抜け穴を利用し、選挙ポスター掲示板をジャックしようとしている。

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これはNHK党に寄付してくれた人に対し、1万4千か所もある選挙掲示板の1マスを寄付者に提供するとの内容だ。宣伝でも好きな写真でも主張でも何でもよいから表示表現して良いらしい。(法律上は違法では無い)

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「かなりふざけている様でけしからん」と思う方も多いと思うが、現代のデジタル社会で高額な費用を掛けて掲示板が必要なのかを問いたいとNHK党は主張している。考えてみれば、高額な税金を投入して掲示板の設置や撤去を行い、撤去後は焼却廃棄してCO2を排出している。候補者にとっても島しょ部や山間部でもポスターを掲示しなければならず、スタッフの確保や経費・時間が大きな負担である。そこまでして候補者の偽善ぶった「作り笑顔」のポスターを見る必要は無く、緊急災害警報のようにメールやSNSで対象地域の住民に広報すれば良いのかもしれない。

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また、デジタル化選挙の試みとして、小池陣営では「AIゆりこ」の配信を行い、多忙な本人に代わりAIが過去の実績や今後の公約を説明している。たぶんチャット等で有権者からの質問へ回答する事も技術的には可能だと思う。今後は都知事選に限らず時代に合った各種選挙方法を議論し、立法化する必要があるのでは無いだろうか?マイナンバーを活用すればスマホからの投票も可能だと思う。

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