変わり始めた「不動産業界」。
2018/08/26
「かぼちゃの馬車」事件に絡む、スルガ銀行の不正融資総額が1兆円越えの報道がされ、スルガ銀行の株価がストップ安となった。
スルガ銀行と一部の悪徳不動産業者による「かぼちゃの馬車」事件だが、金融業界全体へ不動産融資自重や厳格化の流れが加速した。
不動産は高額なので、金融機関からの融資は不可避であり、高額ゆえに経済への影響力も大きいのである。
スルガ銀行のみならず、その他の金融機関が不動産への融資を停止し始めており、不動産業界の潮流も変化してきている。
以前は「1棟物の物件は有りませんか?買い取ります」との電話が、不動産業者より引っ切り無しにかかってきたのに、数日前から「1棟物の物件要りませんか?お売りします」との電話が多くなった。
高収入サラリーマンの名簿と1棟物物件を確保していても、金融機関からの融資がつかず取引が成立しないようである。
この数年間に暴利をむさぼった悪徳不動産業者が、次々と倒産して行きそうである。(それはそれで良い事だが・・。)
今回の問題は、スルガ銀行と一部の悪徳不動産業者だけが悪いのではない。「魚心あれば水心有り」である。利用者の多大な協力がなければ手続きはできない筈である。
巨額の負債を負った不動産投資家は、自分は被害者だと言って訴えているが、不正を承知のうえで共謀しているのだから、相応の責任は負うべきである。
「濡れ手に粟」の儲け話が有る筈は無く、リスクを覚悟しなければリターンなど無いのである。そんなに世の中は甘くない。
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