エアコン故障で「殺人罪?」。
2018/09/02
温暖化もここまで来たか。と思わされる事件が起きました。
岐阜県岐阜市にある「Y&M藤掛第一病院」で、17時間以内に4名の高齢の入院患者が無くなりました。
その翌日にも1名が亡くなり、総勢5名の高齢者が亡くなりました。
原因は、エアコンの故障による熱中症ではないかと疑われていますが、病院側では既往症による死亡として警察へ届けなかったので物議を醸しています。
この病院の医院長のインタビュー映像が流れましたが、この医者は認知症なのか?と思わせる程の「ボケ」ぷりで、かなり心配になってしまいます。
元々、終末期の高齢者専門の「老人病院」なので、入院患者の死亡は日常茶飯事なのかもしれませんが、入院患者の家族なら不安になってしまいます。
今回の事件で特筆すべき点は、エアコン故障が熱中症発症の原因なら、「殺人罪」で立件できるとして捜査が入った事です。
現実問題として、この夏の猛暑でエアコンが故障しても修理や交換に1ヶ月待ちは当たり前となっています。
私は、不動産業者として今回の事件に衝撃を受けています。その理由は、特に独居向けの賃貸物件に、オーナー負担設備としてエアコンを付けている物件が多い事です。
この場合、エアコンが故障した時は、オーナーの責任において対応しなければなりません。(賃貸提供設備なので、入居者が勝手に修理する事ができません)
万一、エアコン故障中に入居者が熱中症で死亡した場合は、オーナーが殺人罪で逮捕される事になるかも知れません。
最近は、入居者獲得競争に勝利するために、家電や家具も提供する物件が増えています。その分、管理リスクも増大するので注意が必要です。
当社も賃貸住宅を多数保有していますが、家電や家具は入居者負担としています。但し、入居者の方の不測の事態を想定し、発電機やスポットエアコンも用意しています。
万一の場合は、貸し出す体制を整えています。備えあれば患いなしです。
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