これぞ民主主義「アメリカ中間選挙」
2018/11/11
世界が注目した、アメリカの中間選挙の結果が出た。
上院では共和党、下院では民主党が過半数を制し、ねじれ議会となった。
アメリカの選挙制度と権限制度は面白いもので、有限者が国政を左右できる仕組みができている。
日本と違い、有名人や芸能人が積極的に関与してもOKだし、TVのCM等に誹謗中傷的な内容もバンバン放送している。
トランプ大統領の極端な保護主義や、人種差別、女性蔑視的な言動に対し、アメリカの世論は完全に分断してしまった。
スター候補不在の野党民主党では、人気のあるオバマ前大統領に応援協力を要請し、地道な草の根運動を行ったようだ。
選挙の翌日に、負け惜しみなのか?強がりなのか?分かりませんが、トランプ大統領は「大成功」であったと自画自賛していた。
激戦州を制して上院で議席を増やした事と、オバマ大統領の再来と言われ、将来大統領候補となる有望新人候補を潰した事にご満悦のようである。
しかし、アメリカの懐が深いところは、数か月前までバーで働いていた、普通の女性が下院議員に当選できたりします。
ましてや、世界的に移民・難民・イスラム過激派によるテロ等が問題視されている最中に、イスラム教徒で難民であった女性までが下院議員に当選する環境は凄いです。
アメリカは二大政党制なので、いつでも「振り子のような揺り戻し」が可能です。世界が保護主義による右傾化が目立ってきた現状で、その発端となった大国アメリカが、その流れにブレーキをかけた選挙結果となりました。経済や軍事の強国であり、寛容性と多様性を重んじるアメリカに復活してもらいたいものです。
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