真意が不明な「民間人拘束」合戦。
2018/12/16
アメリカの「アップル」を抜いて、世界第2位のスマートフォン販売会社である「ファーウェイ」の副会長が、アメリカの要請を受けたカナダ政府により逮捕拘束された。
表向きは、経済制裁中のイランに対し違法な取引をした容疑との事だが、米中貿易戦争の交渉カードとか、サイバー攻撃とか、アップルの援護とか、様々な憶測が飛んでいます。
この件の為なのか?今度は中国がカナダ人(元外交官・起業家)2名を拘束し、民間人の拘束合戦に発展しています。
中国も理由なき拘束は「人権侵害」だ。と言いながら、しっかりと対抗するところは流石ですが、国家間の思惑に一般人が巻き込まれるのは、勘弁してもらいたいものです。
ファーウェイの製品には、情報を抜き取る機能が付いていると、アメリカのFBIが公表しており、アメリカは自国は元より同盟国にも使用自粛を求めています。
報道では、拘束されたファーウェイの副会長は、7つもパスポートを所持しているとの事で、やはり国家権力と関係があるのかとも思えます。
この問題の目的や真意が全く見えませんが、米中の大国同士の争いが世界を巻き込んで過熱化している事だけは分かります。
一党独裁で社会主義国の中国なら、民間企業への政治的介入は容易な事ではありますが、そんな企業の通信機器が世界第2位のシェアを誇るのは危険な事かもしれません。しかし、品質や価格等で競争力のある製品が売れまくる事を、誰も止める事はできません。
日本でも徐々に拡大しているファーウェイの製品が、今後どうなるのか?注視して行きたいと思います。
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