予想外の米朝会談「決裂」
2019/03/03
ベトナムのハノイで開催された米朝首脳会談だが、予想外の結果となった。
世界が注目し、前日のレセプションまでは友好的な雰囲気で、交渉妥結は織り込み済みとの感じであった。
結果的には、寧辺の核施設の廃棄の見返りに、経済制裁の全ての解除では合意できないとの事です。
寧辺の核施設の他に、秘密の核施設がある事をアメリカ側が把握しており、寧辺だけでは話にならないようである。
北朝鮮側も、夜中に異例の記者会見を開き、全ての経済制裁の解除を主張した訳ではない。今回の決裂で金委員長が意欲を無くすかもしれない。とのコメントを出した。
世界的に首脳会談レベルで合意しない事は珍しい。閣僚級の事前会談でまとまらないなら、首脳会談は開くべきではなかったが、トランプ大統領には開きたい事情があった。
アメリカ国内で、ロシア疑惑の捜査終結や、元側近の顧問弁護士の議会公聴会など、政治生命を揺るがす事態が発生しており、アメリカ国民の関心をそらしたい狙いがあった。
アメリカでは、米朝首脳会談よりも、大統領のゴシップに関心があり、こちらの目的も達成できなかったようだ。
政治は「一寸先は闇」と言われるが、本当に予測不能である。朝鮮半島の非核化が、今後どのように進むのか?全く予断を許さない。
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