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逃げるは恥だが金は有る。

2020/01/12

逃亡中のカルロス・ゴーン氏が、世界が注目する会見をレバノンで行った。

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大きな身振り手振りで、まるで企業のプレゼンテーションのような会見であった。

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事前の予告では、証拠と実名を挙げて、自分の無罪を証明するとの事だったが、内容は抽象的で物的証拠は何もない。

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カルロス・ゴーン氏にとっては、日産に陥れられた。クーデターだ。と主張したいのは分かるが、業務上横領や不透明な資金流出、高額報酬の正当性が説明されていない。

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世界のメディアの反応は、概ね不評だったようだ。高額な費用を費やして不法な手段にて逃亡してまで訴える内容とは思えない。

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カルロス・ゴーン氏の、真の逃亡の目的は「金(マネー)」だったのではないだろうか?日本で裁判が行われ有罪が確定すれば、次に損害賠償訴訟を日産が起こすので、巨額な賠償金を払うより、逃亡して1000億円以上と言われる自己資金を死守する方が有益だと、ビジネスライクに判断したと私は思います。

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奇しくも、昨年末の12月29日には、人気ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」の一挙放送が行われていた。その最中にカルロス・ゴーン氏は逃げたのです。

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保釈中の被疑者や、収監前の有罪者の相次ぐ逃亡が頻発し、法務省も来月にも法改正にて厳罰化を図るようです。

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日本で起訴された事件の有罪率は99.4%であり、極めて異常であるとカルロス・ゴーン氏は世界に訴えたが、日本の起訴率は36%程度であり、世界でも低いそうです。つまり日本は、証拠が確実に有り、裁判で有罪にできる事件しか起訴しないシステムなのです。(被疑者保護のため、証拠が無ければ起訴しない)日本はこの事をもっと世界へアピールすべきだと思います。

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今回の逃亡劇で一番恥をかいたのは、置いてきぼりにされた「日本最強弁護団」ではないでしょうか?しかし、恥はかきましたが、たっぷりと違約金や弁護報酬を貰えるだろうから「金(マネー)」は残るでしょう。まさに「逃げるは恥だが金は有る」の顛末です。

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