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「核兵器禁止条約」の理想と現実。

2020/10/25

速報で、「核兵器禁止条約」が来年1月に発効される事が決まったようだ。

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2017年に採択された条約に、発効に必要な規定の、50か国の批准が本日確定した。

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75年前の第二次世界大戦で、初めて日本に使用された核兵器は、その尋常ならざる破壊力にて、人類の最終兵器と呼ばれている。

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この最終兵器は、人類にとって必要なのか?それとも「厄介者」なのか?戦後75年に渡り取扱いが世界の課題です。

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第二次世界大戦後、戦勝国である五ヵ国を中心に「国連」が発足しました。戦勝五ヵ国には核兵器の保有を求め、他国は保有を禁じるとの条約自体が公正なのか?

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実際にはこの条約を無視して、イスラエル・パキスタン・インド。北朝鮮が保有しています。(建前は非公表)

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第三次世界大戦が勃発しないのは、本当に核兵器の抑止力のおかげなのか?今後も核兵器は必要なのか?

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核兵器を保有する国力の無い国々が、実質的に核兵器禁止条約の批准国です。これらの国々が提唱する核兵器禁止条約に、核兵器を保有する軍事強国が従う事は有りません。

世界の国々が加盟する「国連」にて条約が発効する意義は素晴らしいと思いますが、軍事弱小国の数の力の条約発効は「理想」であり、軍事強国の核保有による抑止力は「現実」です。

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世界で唯一の核兵器被ばく国であり、アメリカの核の傘で守られている日本の立ち位置は微妙です。賛成もできず反対もできず。本音と建て前、理想と現実の狭間でにっちもさっちも行きません。何も行動や発言ができない日本は、本当に苦しい立場です。国民として恥ずかしいばかりです。

 

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