連日、新型コロナによる感染者数「過去最多」が更新されている。

東京都でも１日当たり６００人越えが常態化し、全国でも１日当たり３０００人越えのステージに移行している。

新型コロナにより、今年は様々な物や機会を失った。命はもとより、仕事・コミュニケーション・所得・娯楽・旅行・習慣・行動様式等、数限りなく失った。

国内最新のGDP速報値では、前回の落ち込みが大きかったので、急激なV字回復をしたように見えるが、落ち込み分までは回復しておらず、全体的にはマイナス成長となる。

私が属する「住宅投資」分野では、V字回復どころか前回よりも落ち込んでおり、業界の深刻さがうかがえる。

私の業界もさることながら、飲食業界は悲惨を超えて、もはや「壮絶」な状態である。政府の手厚く潤沢な金融支援策にも関わらず、倒産件数や失業率が確実に上昇している。

今回の場合は、特に女性の職場への影響が多く、非正規や女性の失業が顕著である。新型コロナ感染の拡大傾向が続き、飲食業界の未来が見通せない。

女性の失業者の増加に伴い、女性の自殺者数も急増しており「社会問題」となっている。飲食業界の再編や新様式への転換が急務と言える。

新型コロナが最初に確認されてから、ちょうど１年が経過した。イギリスではワクチン接種が開始され、アメリカ合衆国でも明日から開始される予定である。

「失った１年」は今年までとし、来年は「取り戻した１年」としたいものだ。