可哀想な「菅政権」
2020/12/20
初めて、自民党無派閥から総理大臣に就任した「菅義偉首相」に、可哀想な逆風が吹いている。
総理就任から3ヶ月、私は一生懸命やっていると思うが、内閣支持率が低下し、不支持率が増加している。
菅政権の最大の弱点は「菅官房長官」がいない事。と言われている。つまり、名参謀や女房役が不在で、尚且つ無派閥なので、助けてくれる仲間がいない事である。
菅総理は、その弱点を以前から「人と会う事」で補ってきた。総理就任前の官房長官時代から、毎日のように民間人を含む各界の方々と会食会談を行い、独自の「情報収集」が最大の武器であったが、今回はその事が「アキレス腱」となっている。
派閥に属さない菅総理は、他の派閥の協力が無ければ政権運営ができない。二階幹事長と二人だけで会談すれば、政界に憶測を呼ぶので、有名人を含めた複数会談の体裁が必要となる。
新型コロナの感染拡大下において、政府が忘年会等の会食自粛や、やむ負えず会食をしても5人以下が望ましいと推奨していたので、可哀想に批判の的となっている。
感染拡大は阻止したいし、経済も活性化しなければならない。矛盾する政策を同時進行しなければならない、難しい対応を行っている政府だが、とうとう「GOTOキャンペーン」の全国一斉停止を決断した。
私は、菅総理は一生懸命に努力しているが、タイミングがうまく合わず「スベッテいる」感が否めない。
菅総理らしからぬ、無理にひねり出した渾身のギャグの「ガースー」も外してしまい、更なる批判対象となってしまった。まさに踏んだり蹴ったりである。
野党も、こんな些細な事の「揚げ足取り」ばかりせず、もっと対抗政策案で存在感を示してほしい。(政権への攻め方が、あまりにもセコイ)
「菅官房長官無き、菅政権」がうまく行くのか? 一匹狼ではさすがに総理大臣の職責は全うできない。 昔から「名選手は名監督になれない」とも言われるが、いかに人材を活用できるかに政権の成否が掛かっていると思われる。
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