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試練の「政治決断」

2021/04/18

アメリカのバイデン大統領が、就任後初めて面談する国家首脳に、日本の菅首相を選択した。

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アメリカにとって最重要である国として、日本を選んでくれた事は素晴らしいが、その代償はかなり重い。

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日本の最大の貿易相手国である中国に対し、アメリカと共に対抗する意思表示となる「踏み絵」をさせられた格好である。

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当然ながら中国が反発する声明を出し、今後も何かにつけ衝突する事は目に見えている。

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菅総理がバイデン大統領に、帰国したら大変だろうけど「頑張ってね」と背中を撫でられているように見え、とても菅総理が小さく可哀想に見えてしまう。

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その他にも、福島第一原発事故の汚染水処理について、海洋放出するとの重い政治判断を下した。

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事故発生後の10年間、問題の先送りを延々と続けて来ましたが、もはや限界となり苦渋の決断となりました。

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国内外の批判は勿論の事ですが、正解の無い問題なので「政治決断」するしか無いと思います。本当に難しい問題ですが、私は政府のこの決断を致し方無いと評価します。

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隣国の中国や韓国は猛反発していますが、その他の国々は一定の理解を示して頂いているようです。

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「他の国々も海洋放出しているし、飲める水程度まで浄化してから放出するから大丈夫だろう」と、麻生副首相兼財務大臣が発言すると

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「だったら飲んでから言え」と、中国が透かさず非難しました。今後は日本と中国が敵対関係になる事は周知の事実です。尖閣問題や台湾問題、香港やウイグル自治区の人権問題、今後は経済や貿易にも波及する事でしょう。米中の覇権争いに否応が無く日本が巻き込まれます。日本政府の外交能力を信じるしか有りません。頑張れ外務省。

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