感染力の強い新型変異株が突然発生した。現行のワクチンが効かない可能性が有り恐怖である。

まだ詳細は不明であるが、WHOは「懸念される変異株」に指定して、「オミクロン株」と命名した。

ギリシャ文字の順番で「ニュー」と「クサイ」が省かれているが、「ニュー」は英語で「新しい」（NEW）なので紛らわしく、「クサイ」は「Xi」とアルファベットで書き、中国の習近平国家主席の「習」の表記と同じとなるので、WHOが忖度したのではとの憶測があるらしい。

現在判明している感染者はまだ少ないが、直接接触の無い向かいの部屋に居る人が空気感染したらしく、脅威的な感染力の強さが疑われているそうだ。

新型コロナの変異株も恐怖であるが、ひしひしと迫ってきている値上げや物不足も恐怖であるし、現実的に実感してきている。

原油価格の高騰や、半導体不足による各種製品の生産中止などが話題になっているが、実はかなりの品目が値上げや品不足となっており、日本も悪いインフレ懸念が顕在化している。

サプライチェーンがグローバル化した現在では、世界各地で部品を製造しており、新型コロナの影響が有る地域では生産が停止しています。中国では電力不足による工場停止があり、世界で製品不足が発生しています。この流れは農産物や物流も同じで、需要に供給が追い付かず価格が高騰しています。

物不足による価格高騰に対し、円安要因がダブルパンチとなり、日本は中国やアメリカに買い負けして、益々輸入品を確保できない状況となり、負のスパイラルによるインフレが起きています。

物価が高騰しても賃金が上がらないので、今後の日本は益々貧困が問題となるでしょう。私はいつもクリスタルガイザー（ミネラルウォーター）をネット購入していますが、先月2240円で買えたのに、今日の値段は2784円でした。アメリカの急激なインフレと円安を、個人的な嗜好品で実感しています。輸入品から国産品への転換が必要かもしれません。

アベノミクスで大規模な金融緩和を行い円高を是正してきましたが、円安とインフレが顕在化した今、金融引き締めや利上げの判断時期が到来するのかも知れません。日本経済への影響は計り知れず、今後の政府や日銀の舵取りが注目されます。