「45歳定年制」の衝撃。
2021/09/26
サントリーホールディングスの新浪社長が発言した「45歳定年制」が物議をかもしている。
社員が45歳になったら、強制的に定年にするとの意味では無いが、著名な経営者が発した「定年」という言葉が独り歩きしてしまった。
私も58歳になるので、40歳代を経験した同年代の方には頷ける部分も有ると思います。仕事に対する情熱や生産性は若い頃に比べれば、年を重ねるごとに減退するのは自然の摂理です。
日本の給与体系は「年功賃金」であり、出世についても年功序列である。日本の高齢化社会を考慮すれば、政府も70歳までの雇用延長を目指している。
雇用される者にとっては「安定」は有りがたいばかりだが、ライバルと闘う企業にとっては、会社の活性化や人件費を考慮すればマイナス要因である。
若い時に安月給やサービス残業で頑張り、ようやく役職が上がり部下に指示するだけで高収入が貰えるようになったのに、定年など有り得ないと言うのが大多数の意見と思われる。
しかし、私の経験上だが「そんなに悪い事でもない」と思っている。私は勤務先が38歳の時に倒産し41歳で起業しました。強制的に定年してセカンドキャリアを歩みましたが、前職の経験を活かして、年齢的にも体力的にもセカンドキャリアにチャレンジするには最適な時期だったと思います。
現代は「定年の先は老後」という時代では有りません。人生100年時代と言われ老後は現役時代と同じ期間があります。ひとつの会社にしがみつき「厄介者」扱いされながら定年を待つより、早めに第二の人生を歩む方が幸せという方もいるのではないでしょうか?選択肢の多い「働き方改革」が望ましいと私は思います。
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