安倍元首相銃撃のショック。
2022/07/10
参議院選挙の最中、安倍元首相が応援演説中に銃撃され、残念ながらお亡くなりになった。
憲政史上最長の政権を維持し、総理辞任後も与党最大派閥の領袖として、実質的な日本の最高権力者と言える人物であった。
既に歴史に名を残す政治家であるが、その最後も歴史に残る事件となってしまった。
民主主義の根幹である、選挙の行動中に行われたこの暴挙は、決して許されない蛮行である。
その場で犯人は逮捕されたが、今のところの犯行動機は個人的な理由であり、政治目的の組織的なテロや暗殺では無さそうである。犯人の身勝手な個人的な思い込みによる犯行ならば、国としての損失は計り知れない。
政治家にしろ芸能人にしろ、有名人は標的にされやすい。先進国の中でも極めて厳しい銃規制をしている日本で、政治権力者の銃撃殺人が起きたショックは大きく、世界でも大きく報道された。
今回の事件は不運な偶然が重なってしまったと私は思う。背後に交通可能な道路が有り犯人の接近を許した事。選挙モードで手薄な警護体制であった事。犯人の陳腐なお手製銃がたまたま当たった事。本当に安倍元首相には不運な最後であった。
安倍元首相は歴史に残る現役の政治家であり、実績には功罪いろいろと評価されるが、安定した長期政権を維持して世界に日本の存在感を示した功績は間違い無い。
安倍元首相は、志半ばで不運な最後となってしまったが、今後の憲法改正や軍備拡張がどうなって行くのか、我々国民は見届けなければならない。
安倍元首相を好きな人も嫌いな人も大勢いると思うが、世界的に認知されている数少ない日本の政治家であった事に間違いはない。世界各国のリーダーや国連の場で、安倍元首相に対し哀悼の意を表されている。
ロシアのウクライナ侵攻により、日本とロシアの関係が悪化しているが、日本でプーチン大統領と親密なコンタクトを取れる唯一の政治家が安倍元首相である。将来的に日本の特使としてロシアとの関係改善を図れる人物を失った事は、我が国の国益の大損失である。心よりご冥福をお祈りいたします。
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