サッカーワールドカップで、日本代表が強国スペインに逆転勝ちして、グループ予選E組１位で決勝トーナメント進出を決めた。

ドイツ戦勝利に続き、２回目のジャイアントキリング（下位の者が上位の者を負かす事）で、日本の勝利は「奇跡では無く必然」との声も出ている。

しかし、この１週間は失望と歓喜の繰り返しであった。日本は勝てると思っていたランキング下位のコスタリカに惜敗し、スペインに勝たなければ決勝トーナメント進出が危なかった。

コスタリカ戦の敗戦は、日本の一瞬のミスからコスタリカがワンチャンスを活かした試合であった。やはり勝負の世界には油断は禁物である。

同時進行のドイツ対コスタリカ戦の状況も刻々と変わり、決勝トーナメント進出がどの国になるのか？五里霧中の状況でヒヤヒヤさせられた。

尚且つ、スペイン戦での２点目が世界に物議を醸した。オンラインなのか？アウトラインなのか？テニスやバスケットボール・ラグビーなど競技によりルールが違う。

サッカーの場合、ボールの着地点がアウトでもライン上にボールが被っていればインなのだそうだ。（FIFAが証拠画像を公開し、1.88㎜オンラインとの事）「三苫の１ｍｍ」と言われているが、一説では日本のソニー製のＶＡＲシステムとドイツ製のボール内蔵チップによる科学的根拠による判定との事だ。（主審はノーゴール判定だったが、ビデオ判定により訂正宣言した）国際的なスポーツ大会の判定に、科学的な目が導入される事は良いことだと思う。

決勝トーナメントにアジア勢が３国も進出した事は素晴らしい。日本の次の対戦国は、前回大会準優勝のクロアチア戦となっている。相変わらず強豪国との対戦だが、日本には勢いがあると思う。

日本代表には、クロアチア戦に勝利して悲願のベスト８を達成してもらいたい。ぜひＦＩＦＡランキング１位のブラジルとの対決を見てみたいものだ。

日本はアンダー24のアトランタオリンピック（1996年）でブラジルに勝利して、「マイアミの奇跡」と言われる大金星を挙げた事はあるが、フル代表の国際Ａマッチでは勝利したことが無い。

決勝トーナメントでも、長友選手の絶叫「ブラボー」を何度も聞きたいものである。今週も日本代表選手の活躍に期待したい。