地球沸騰化への備え。
2023/08/20
国連のグテーレス事務総長が、地球は「温暖化」を通り越して「沸騰化」していると発言した。
この発言の根拠として、7月の世界平均気温が史上最高となったことがあげられる。
二酸化炭素濃度の上昇により、温室効果ガスが増加して、宇宙への熱の放出が減少し、地球内に熱が蓄積されてゆくのが原因である。
海面水温がどんどん上昇して、海はお風呂よりも熱くなっている。水蒸気がどんどん造られ、それに比例して積乱雲もどんどん多発し大雨や台風の発生が頻発する。
今回のお盆には、台風6号や7号の影響も有り、東京から西側地域の交通機関はボロボロであった。空の便は勿論の事、陸路の大動脈である新幹線も運休で混乱した。
特に59年前に開業した東海道新幹線は、盛土による線路区間が多い為に「雨に弱い」弱点が露呈してしまった。
比較的最近に開業した東北新幹線以降の新幹線は、高架上にレールを敷いているので雨には強いが地震には弱い。
東海道新幹線には独自の「雨基準」があり、この規定により今回は台風一過でも運行できなかったようである。
地球の沸騰化により、今後ますます海面温度上昇が続き、大雨や熱波・干ばつが毎年進行してゆくだろう。(東日本や北日本は、今年は深刻な水不足)
科学的に原因がはっきりとしているので、何百年に一度の大災害は毎年記録更新されてゆくだろう。高温・大雨・台風多発・干ばつが進行する事を前提に生活仕様を変化させなければならない。都市計画や建物の建築基準、建物仕様の変更(水災・風災を前提としたデザインや構造)を急がなくてはならない。建築や不動産を生業とする私にも、やるべき使命が有るのだと思う。
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