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日本での「ストライキ」。

2023/09/03

百貨店業界では、61年ぶりとなるストライキが、8月31日に実施された。

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一般庶民に関係する「ストライキ」は、私の記憶でも何十年ぶりでは無かろうか?(私が幼い頃に、旧国鉄でストライキが多発した事ぐらいしか覚えていない)

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今回の「そごう・西武労働組合」のストライキは、会社売却により雇用維持が脅かされる事を危惧して実施された。(会社売却については、労働者の承諾は不要であるため、ストライキの翌日には会社売却が完了した)

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高度経済成長期後の日本は、ストライキが極端に少ない。労働条件や給料への不満が無くなった訳では無いが、団体で闘争するより転職を選ぶ個人感情が勝る時代となった。

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私もサラリーマン時代には、会社には名ばかりの「労働組合」は存在していたが、何ら活動もせず組合費の徴収も無かった(形だけの存在の労組)

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一定規模の労働者がいる企業に、労働組合が存在してない事の方が異常であり、敵対者で有るはずの雇用主や経営者側が、体裁を保つためにあえて労働組合を存在させているのが日本の特徴である。

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立場の弱い労働者が、団体行動により経営者層に労働条件改善を訴える事は憲法で保障されている。その最終手段として「正当なストライキ」も認められている。

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今回の「そごう・西武労組」のストライキについては、労組側は経営者層が協議に応じないと主張し、経営者層は協議中との認識を示しており相容れない状態であった。

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今回のストライキは、翌日には経営者層が変更されたので「法廷闘争」には至らないと思うが、今後は新経営者層の動き次第では再度のストライキが起きるかもしれない。

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日本人の文化・習慣や道徳観なのか、雇用者とは良好な関係を望み、勤めている会社内で問題を起こしたくないとの感情が強い。自分の勤務していない企業や団体の不祥事にはデモやボイコット運動は躊躇なくできるのに、なぜ自分が勤務する会社へは主張できないのか?外国人から見ると不思議な民族と思う事だろう。

 

 

 

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