日本の「宝」であり、年俸世界ナンバーワンのアスリートである「大谷翔平」選手のスキャンダルに、ようやく区切りが着いたようだ。

アメリカの連邦検事が事件の詳細を説明し、大谷選手の元通訳の水原一平氏を訴追した。大谷選手は違法賭博に一切関与しておらず、完全なる「被害者」と結論を出した。

当初は、大谷選手の口座から不正送金したのは７億円弱と言われていたが、捜査機関の調査では２４億円もの金額を大谷選手の口座から引き出していた。

水原容疑者は、2021年から違法な賭博を数千回も行い、勝ち総額：220億円・負け総額：280億円・損失総額：62億円との事である。まさに桁違いである。

水原容疑者は、既にカリフォルニアの連邦裁判所に出頭し拘束された。水原容疑者は罪を認めたため、裁判所は条件を付けて保釈金納付とともに即日釈放した。

水原容疑者と、違法賭博の胴元との生々しい会話記録も公開されたが、取り立てのために世界の「至宝」である大谷選手の散歩中に、胴元の部下の男たちが接近していた事も紹介された。

水原容疑者は、ギャンブル依存症という病気であるが、費やした金額には驚愕させられる。大谷選手の口座から不正に引き出した金額は詐欺や窃盗であるが、これほど巨額な金額が引き出されても気がつかないものなのだろうか？水原容疑者は、大谷選手の球団からの給与口座を管理していたようで、この口座から不正引き出しを行っていた。

われわれ庶民なら、数千円でも引き出されれば気づくが、大谷選手のメジャー球団からの給与総額は、去年までだけでも4039.5万ドル（60億円）も有るので、1600万ドル（24億円）抜かれても気が付かないのかもしれない。今年からはドジャースへ移籍して年俸7000万ドル（105億円）なので、やはりスケールが違う。スポンサー契約も多く、スポンサー料は年俸以上とも言われている。（大谷選手は豪遊もせず睡眠第一の生活なので、お金を浪費する暇も気も無い仙人のような生活ぶりである）

何はともあれ、初めてとも言われる大谷選手のスキャンダルが無事に終結し、今後は心機一転、心置きなく野球に専念してもらいたい。世界の「至宝」である大谷選手に、スキャンダルは似合わない。今年はバッティングに専念する年なので、日本人初の三冠王（打率・打点・本塁打）を目指してほしい。