政権交代は夢のまた夢
2024/09/08
野党第一党である立憲民主党の代表選挙が告示され、候補者4名による戦いが始まった。
自民党の総裁選と時期が被るので、与党・野党ともに刷新色を演出したい思惑が有る。
立憲民主党の代表選挙も、自民党と似たような方式である。今回の立憲民主党代表選挙の目玉サプライズは、1期目の女性議員(吉田氏)が代表選挙へ立候補でき、開かれた党をアピールしている。
本命は現職代表の泉氏と元総理大臣の野田氏、立憲民主党の創設者で前代表の枝野氏であろう。ベテランの強者を相手に、若手が勝利できるのかが見どころと言える。
決選投票となった場合は、自民党の派閥のような政策グループの結束力が勝敗の鍵を握るのかもしれない。
与党・自民党の「政治と金」問題で、15年ぶりに政権交代の機運も上がっているが、旧民主党政権のゴタゴタと、政権転落後の野党の迷走ぶりを記憶に残している国民には、政権を託せる野党をイメージする事ができない。
2009年、現在のように長期政権となった自民党は腐敗し、国民の政権交代への期待が高まり、旧民主党(野党合併連合)が政権交代を果たした。しかし、考え方の違う野党が大同合併した旧民主党は物事を決める事が出来ず政権は安定しなかった。
結局、旧民主党政権は毎年のように総理大臣が交代し、わずか3年で自民党に政権を奪取されてしまい、野党となった民主党はばらばらに分裂し現在の野党体制となってしまった。
今回は2009年の政権交代時代のように自民党の支持率は下落しており、政権交代を希望する国民も多いが支持できる野党が無い。日本にアメリカのような二大政党制が根付かないのは何故なのだろうか?旧民主党時代の呪縛を解くのに15年の歳月はまだまだ短いのだろうか?自民党の内部自浄作用を期待するほかに方策が無いのだろうか?旧民主党も、元々は自民党から内部分裂して新党を創ったことから始まっている。ここ30年間で自民党から内部分裂した派閥や政策グループが無い。政治の活性化の復活を期待したい。
まずはお気軽に無料相談
居住用や収益用物件等の不動産取得や、新築・リフォーム・入居者募集や賃貸管理等、
不動産や建築に関する事なら、何でもお気軽にご相談下さい