昨日は、私達夫婦の２６回目の結婚記念日でもありましたが、
妻と一緒に、両国国技館で行われる息子の卒業式に参列してきました。
息子は大学卒業後に専門学校へ入学し、ようやく卒業となりました。
これで、とうとう子育ても完了し、学校行事への参加も終了です。

息子は明日、赴任地へ旅立ち、一人暮らしを始めます。
親バカな私達夫婦は、アパートの手配から新生活用品の購入まで行い、尚且つ、
新居のセッティングにも同行する予定です。（本当にバカ親です）
特に妻は、今まで子供と離れた事が無く、旅立ちの日が近づくにつれ、泣けて
くるようです。
子供の居ない生活や、子供の世話をする事の無い自分を、受け入れられない様子です。
心の中では、子供の自主性に任せて、決して手を出してはいけないと思っていますが、
あまりにも世間知らずの未熟者なので、私も心配でなりません。
何事も失敗しながら、つまづきながら成長する事は当然ですが、親としての
防衛本能が、どうしても勝ってしまいます。（反省。反省。）
子供が親離れする前に、親が子離れする事の方が、余程難儀なようです。

娘も落ち着いたら、一人暮らしをしたいと言っています。
いよいよ、夫婦だけの暮らしとなる日が近づいているようです。
なんとも恐ろしい事ですが、熟年離婚にならないように注意したいと思います。
子は「鎹」（かすがい）と言いますが、夫婦のもめ事も、子供が存在する事により
解決してきた経緯も否めません。
家族の中で、夫婦のみが他人でした。夫婦の分身たる子供が巣立ち、夫婦のみ
の生活が復活する事に、正直とまどってしまいます。
２６年の夫婦生活には、常に子供の存在があり、これが当たり前と思っていました。

これからは、子離れした私達夫婦の「第二章」が始まるのだな。と痛感した昨日でした。