アメリカ大統領の影響力
2016/03/06
アメリカ合衆国での、次期大統領予備選挙が話題です。
安部政権以前、日本では毎年のように総理大臣が変わりましたが、日本国内
は元より、世界への影響など、全くありませんでした。
しかし、超大国のアメリカで、とんでもない人が大統領になれば、世界が破滅する
恐怖を、今回はひしひしと感じます。
アメリカの二大政党である「共和党」の代表候補に、ドナルド・トランプ氏が選出されそうな
勢いです。イスラム教徒の入国禁止や、メキシコとの国境沿いに「壁」を作る等、過激な
発言が支持を集めています。
アメリカ人(特に白人)の雇用を奪ったと、日本や中国を公然と敵視し、日米安保条約
の解消や、TPPも完全否定しています。
このような方が、万一にも大統領に成り、核ミサイルのボタンを押す権限を持つ事や、
世界最強のアメリカ軍の最高司令官に成る事を想像すると、世界の終わりをイメージしてしまいます。
トランプ氏が、ロシアのプーチン大統領や、中国の習近平主席と穏便に
お付き合いできる姿が想像できません。
本当に、アメリカ市民は彼を選ぶのでしょうか?アメリカ市民の良識を信じたいものです。
しかし、それだけアメリカの大統領の影響力が、世界を変える事を今回痛感しました。
アメリカも日本同様に中間層が激減し、「プア・ホワイト」と呼ばれる白人の貧困層が
増加しました。トランプ氏は彼らからの絶大な支持があると分析されています。
共和党に対抗する民主党の支持母体は、黒人層やヒスパニック系(南米からの移民層)です。
現政権である民主党の政策により、黒人やヒスパニックが優遇され、白人は貧しくなったとの
不満が蔓延し、極端な差別発言を繰り返すトランプ氏に人気が集まっているようです。
「自由の国アメリカ」・「移民国家アメリカ」は、その精神を全うできるのか?
やはり、白人優位主義を優先してしまうのか?今回の大統領選挙の分水嶺です。
11月の本選挙終了まで、注意深く凝視したいと思います。
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