参議院選挙と年金問題。
2016/07/02
参議院選挙が真っ盛りです。この選挙終了後すぐに都知事選挙も
あるので、今年は「選挙の夏」です。
与党は、アベノミクスのアクセルを益々吹かさなければならないと言います。
野党は、アベノミクスは既に失敗であり、アクセルを吹かしても「空ぶかし」だと言います。
英国のEU離脱問題もあり、現状では急激な円高・株安となっている状態で選挙戦を迎えています。
高齢者の人口が26%以上を有する日本では、数ある選挙争点の中でも、年金問題がかなり重要です。
今回の選挙も、年金に関する問題が浮上してきました。
年金の運用を行っている年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の損失が、
昨年度5兆円台の前半に達している事がわかりました。
今年度も、株価が暴落しているので、損失は更に拡大しているのでは?との
疑念を、野党から追及されております。
安倍政権において、株式への投資比率を倍増させた事が原因であり、選挙期間中に
この問題を追及したい思惑です。
確かに株は、プロが運用しても成功率は3割と言われています。(野球のバッター並みの確率)
儲かる時もあれば、損する時もあるので、単年度にて評価せず、長期的な成果にて判断すべき
と、政府は主張しています。
GPIFの発足以来、昨年度までの累積収益額は、14年間で50兆2229億円の黒字なので、
大問題とは言えないかも知れませんが、株の世界は一瞬にて大暴落するので、油断できません。
選挙戦は謀略戦です。ひとつの情報に対し、国民がどのような反応を示すのかに掛かっています。
民主党政権時のリーマンショックの年度には、9兆3481億円も損しているので、この問題は政府の
責任と言うより、世界経済の問題かと思います。
因みに、直近の3年間の運用成績は、アベノミクスによる円安・株高効果で、合計:36兆7351億円
の黒字でした。この事実から言える事は、この1年で赤字になったという事は、やはりアベノミクスは
終焉した事を物語っているのかも知れません。
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