日本は入国規制も撤廃し、外国人旅行者も続々と来日し、徐々にコロナ前の状況に近づいています。

国内についても、手厚い旅行支援策が開始され、物価高騰の影響も有りますが消費拡大に向け急ピッチで世の中が動いています。

新型コロナにより「失われた３年」を取り戻すべく、景気が活況を呈す事を祈りたいと思います。

国内旅行やインバウンドが先頭を切っている状況ですが、企業活動については目立ったトピックスが有りません。新型コロナにより仕事の仕方や生活様式が変わりました。

テレワークの普及やオンライン学習が定着し、ビジネスや学びの文化が変わったと思います。私も研修会や商談はオンラインで行うことが常態化してとても助かっています。しかし、訪問営業や店舗誘導型のビジネスモデルは苦境に立っています。

マスクについても、「新型コロナの感染防止に劇的に役立っている訳では無い」との研究結果も出てますが、日本人にとってはエチケットや世間体の悪さから手放せません。マスク使用について政府が指針を出していますが、交通機関が無い田舎以外では適用されないような指針であり、意味の無いように思えます。

ピーク時には、１日あたり25万人にも及んだ新規感染者数も、今では3万人程度に落ち着き、それに比例して死者数も減少しています。

ワクチン接種の効果も有り、新規感染者数に対する重症者数が少なく、新型コロナは「それほど怖くない感染症」となったのだと思います。この感覚が定着し「ウィズコロナ・アフターコロナ」の風潮が浸透してきたのでしょう。

しかし、ワクチン接種率が３回目以降激減し、今後強毒性の変異ウイルスが発生したら、また状況が一変するかも知れません。

これから冬にかけて「第７波」の流行が懸念されています。インドで流行した変異株BA.2.75（通称ケンタウロス）が横行するのではと予想されています。

感染力が強く、ワクチン効果が低い事までは判明してますが、重症化するのか？が不明と言うことが不気味です。ウィズコロナやアフターコロナに進んでいる世の中で、政府による各種の新型コロナ支援策も随時終了してきています。今後は、新型コロナは季節性インフルエンザ並みとの位置付けとなるでしょう。単純にコロナ前とならないので、新しい生活様式やビジネス環境に自ら順応しなければなりません。若者なら適応性が有るでしょうが、中高年層には厳しい時代が来るのかも知れません。